自立生活センター・VISION

私たちは、障害のある人も地域で生活できるように支援している団体です。障害があるからという理由で、自分にはできないとか、難しいと思っている方もいると思いますが、どんな人でもサポートさえあれば地域で生活していくことができます。どんな生活がしたいのか等、個々にえがく未来像【VISION】が実現できるように、私たちは一緒に考えていきます。


自立とは

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自分で立つこと?
じゃなくて、自分で洋服をきたりトイレができること?
それとも、自分で自分のご飯を食べるお金を稼ぐこと??
誰にも頼らず、1人で生きていくこと???
いいえ、車イスを利用して移動したって、介助者をつかって服を着替えてもいいんです。年金で生活するのも、必要なサービスを受給して地域で生活することも、ちゃんとした権利です。

私たちが考える自立(生活)とは一人の人間としてその存在を認められることです。

それは、ばかにされたり、いないものとして扱われるのでもなければ、守るべき者やヒーローとされることでもありません。自分の人生においてあらゆる事柄を選択し、自分の人生をじぶんなりにいきていくことです。

自立生活とは、どんなに重度の障害があっても、その人生において自ら決定することを最大限尊重されることです。 


<世界初の障害者情報誌『リハビリテーションギャゼット』より>
「自立(生活)とは、どこに住むか、いかに住むか、どうやって自分の生活をまかなうか、を選択する自由をいう。それは自分が選んだ地域で生活することであり、ルームメートを持つか一人暮らしをするか自分で決めることであり、自分の生活ー日々の暮らし、食べ物、娯楽、趣味、悪事、善行、友人等々ー すべてを自分の決断と責任でやっていくことであり、危険を冒したり、誤ちを犯す自由であり、自立した生活をすることによって、自立生活を学ぶ自由でもある。」

自立生活センター協議会HPより引用


自立生活センターとは

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かつて障害者を援けられるのは医者、理学療法士、作業療法士、カウンセラー等専門家だけだと考えられてきました。しかし1972年カリフォルニア州バークレーに障害者が運営し、障害者にサービスを提供する”自立生活センター”が設立されました。
自立生活センターが提供するサービスを利用することにより、重度の障害があっても地域で自立して生活することが可能となりました。 

重度の障害者が暮らしやすい社会は、誰にとっても暮らしやすいわけですが、その人たちが暮らすためには良いサービスがその地域に存在している必要があります。しかし良いサービスは、黙っていたのではできません。 
 障害者自身がサービスの利用者から担い手に代わっていくことが、最も良い社会サービスを提供していく最良の手段なのです。 

そのため、自立生活センターは、運営委員の過半数と事業実施責任者が障害者である、という利用者のニーズが運営の基本となっています。 


現在、全国に100以上の自立生活センターがあり、世界でも活動が広がっています。

自立生活センター協議会HPより引用